ジャスミンが香るアイアンのフェンスを製作しました。

ジャスミンの種類の中でも、ハゴロモジャスミンはつる性で真っ白い花を長い間開花させ、芳香性が高く、半常緑の植栽です。ジャスミン茶は作れません。

 

フェンスは高さ2m、幅4mのサイズ。

コンクリートブロック2段400mmを基礎として、その上部に1600mmのアイアンフェンスを構成します。

アイアンは13mm丸鋼をフレームにして、150角、6mmのアイアンメッシュを使用。

約800mm幅に13mm鋼によるアーチ状の柱を用意しました。

フェンスの右端になる柱には唐草模様のデザインを配置します。

フェンスの左端は通路になっており、アーチ状の上部壁にも唐草をデザインしました。

フェンス中央には建物のコンセプトである調和を意味する円形を配置します。

 

コンクリートブロックには13mmの鉄筋を埋設してアイアンフェンスはこの鉄筋に溶接固定します。

コンクリートブロックはレンガタイルを張り、建物のデザインと連続性を持たせています。

製作
各柱は屋内で製作。13mm丸鋼で枠取りを行い、梁になる丸鋼とアイアンメッシュが溶接できる構造としています。先端の1枚には唐草をデザインします。 屋外での作業は、まず溶接機を外部で利用できるように200V電源を延長します。 アンカーと各柱を溶接します。柱を鉄筋にクランプして倒れなどがないか水準器により垂直を出し、仮溶接をおこない、5本の柱を立てます。 次に梁になる横の丸鋼を通して溶接します。 本溶接では歩道の脇のフェンスであるため、歩行者に注意して溶接しています。 炎天下の溶接は溶接個所が見にくく、仕上がりの判断も難しいので苦労します。 サンダーによる仕上げも歩行者に気遣いながら作業します。 フレームが完成したところで、アイアンメッシュを溶接します。アイアンメッシュは1m×2mのサイズであるため、フレームにピッタリ収まるようにサンダーで切断します。 アイアンメッシュは6mmと細いサイズであるため、溶接電流は75A～80Aに設定。 円形のオブジェは13mm丸鋼を曲げ工具でローリングさせて製作してメッシュを切り込んで溶接します。